フロンティア #詩

遠い 記憶のなか

自宅までの一本道を
あなたと二人
手をつないで 歩いたね

今でも 憶えてる

見上げたあなたは
大きく暖かく
幼い私は
何の不安も抱かなかった
 
 
年月が経って
いつの間にか
その背を越えていた

あなたは もういない
手を引いてくれる人は
ここにはいないから
答えは自分で導かなくては

私が選んだ道だから
 
 
調べても
誰かに聞いても
解決する問題はなくて

考えて
試して
その中から
たった一つを選んで

それを「正解」にしていくんだ

選べなかった他の答えは
もう、過去だから
 
 
明日へ向けて
また一歩